今回は2022年2月にフランスから日本に帰国した際の6日間のホテル隔離について記録してみます。フランス出発からホテル到着までは前回の投稿をご覧ください。
滞在したホテルの部屋
私が滞在した都内のビジネスホテルは、部屋は割と広く、ダブルベット1つに、小さいテーブルと椅子、デスク、テレビ、バスタブ(うれしい!)、さらにスーツケース2つを床に広げてもストレッチをするスペースがあり快適でした。ホテル滞在中は、基本的には部屋から一歩も出られません。コインランドリーは希望すれば、指定時間に利用できるようでしたが私は利用をしませんでした。
隔離中のざっくりとした1日の流れ
ホテル滞在中の滞在者全体へのアナウンスは基本的にはすべて館内放送でお知らせされます。何かを配布するときにはその前後で放送があり、配布中には外に出ないように注意が流れ、スタッフの方と滞在者が直接顔を合わせないように工夫されていました。
朝7時半前にその日に検査を受ける人向けの唾液検査キット配布を知らせる館内放送で目が覚めます。検査キットの配布が終わると再度放送があり、検査を受ける場合には、唾液を採取します。ちなみに、検査キットやお弁当など何かが配布される場合には、部屋のドア前に置かれている荷物置きか、ドアノブにかけられていました。唾液採取後の検査キットは、防護服を着たホテルのスタッフの方が各部屋を回り、1つずつ回収されます。
検査の回収が完了すると、今度は朝食のお弁当が配られます。私が滞在したホテルでは、朝食は8時~8時半ごろ、昼食は11時半~12時ごと、夕食は18時~18時半ごろに配布されました。1日に8回放送があるのですが、この放送は聞き逃されないようにするためかかなり音量が大きく、Web会議などしているときに放送があると、「何w」とかなり驚かれました。
放送以外には、毎朝ホテルのチャットボット相手に体温登録。そして、1日に数回MySOSアプリに電話がかかってくるので、背景が映るような状態でビデオ通話しました。MySOSアプリでの通話は2021年7月帰国時は、実際にオペレーターの人とビデオ通話しましたが、今回はビデオ通話形式で顔と背景の録画のみでした。
隔離中の食事
食事は、3食すべて幕の内タイプのお弁当でした。野菜が少なく、フライ多めのお弁当は、最初こそお出汁味の煮物などを楽しめたのですが、1日半もすると飽きてしまいそこからが闘いでした。2021年7月に帰国した際も3日間のホテル隔離があったのですが、そのときは、日本からフランスに持って行っていたお茶漬け海苔やインスタントお吸い物を持ち込みかなり助けられました。今回は手元になかったので、フランスのカップヌードルを1つだけ持ち込み、あとはUber Eatsにお世話になりました。
まずは、UberEatsの買い物代行のようなもので、みかん、プチトマト、カップ麺、炭酸水、麦茶などを頼みました。みかんは、常温で保存ができ手で皮もむけ、ビタミンもとれる!ので、お薦めです。そういえば、滞在した部屋はなぜか冷蔵庫が壊れていて、冷たいものは飲めませんでした。。
3日目以降の夕食はUberEatsを楽しみました。滞在したホテルでは、自分でUberEatsを頼んだ後に、到着時間が確認出来たらフロントに頼んだ料理と到着時間を伝え、ものが到着するとフロントから再度連絡があり部屋の前に運んでもらえました。常にホテルスタッフの方も対応できるわけではないので、生ものや汁ものなど長時間置いておけないものは、注文禁止でした。
UberEatsが頼めるかどうかは、ホテルの立地次第と運なのですが、今回は本当に救われました。食事の楽しみ、喜びというのが自分にとっては本当に大きいなものだなと再認識しました。UberEatsをホテルで頼むのは初めてだったので、コメント部分にホテル隔離中なのでフロントに預けてほしいと書いていたところ「頑張ってください!」とメッセージをくださった配達員の方もいました。あぁ、あたたかいなと感激。
隔離中の楽しみ!
隔離中に楽しんだものは、お風呂とNetflix!
フランスの家にはお風呂がないので、ここぞとばかりに入りました。温かいお湯に体を預けるって何て贅沢で気持ちいいのでしょう。やることもないので、毎日1時間ぐらい浸かってました。
もう1つ時間を使ったのはNetflix。平日の昼間は仕事をしていたのですが、それ以外はほぼNetflixを観ていました。特にはまっていたのが「セリング・サンセット」。とにかくゴージャスな女性達が豪華な家を売りまくって、キャットファイトする内容に夢中に。一気にシーズン4まで見終わってしまって、その後は「セリング・タンパ」を観ましたが、やはりセリング・サンセットの方が私は好きです(誰も聞いてない)。シーズン5が始まるのが待ち遠しいです。
あと、Netflixを観るのに役立ったのがHDMIケーブル。PCとテレビをHDMIケーブルで繋げば、ベットで寝ころびながらのエンドレスNetflixが可能になります。
最終日、家に帰るまで
最終日は朝に唾液検査をし、午後2時頃に出る検査結果が陰性であれば、晴れてホテルを出られます。ホテルからはバスに乗り、まずは空港に戻ります。空港からは公共交通機関を使用せずに、自宅や残りの隔離期間を過ごすホテルに移動します。私は帰国者専用のハイヤーを予約して利用しました。ハイヤーも意外と早く予約が埋まってしまい、前回の帰国時はかなり探し回ったので、今回は早めに予約していました。私の滞在先は空港からそれほど遠くはないのですが、それでも2万円ほどしたので、もし次回があればレンタカーにしようかなと思っています。
今回の帰国でも最初から最後まで、多くの方にお世話になって過ごしました。今(2022年3月半ば)はフランスからの入国ではホテル隔離は必要ないですね。このまま、状況が落ち着いてほしいと願ってやみません。
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